オンラインサロンに入会するうえで、もしくは自分が主宰者となってオンラインサロンを運営していく際に、ビジネスモデルをしっかり分析していくのはとっても有益です!
しっかり分析しておかないと、入会したユーザーも「何のために参加したのかわからなくなってきた…」となり、主宰者も「自分が提供しているこのサービスについて説明できない…」といった悲惨なことになってしまいま…。
結果として、「オンラインサロンは怪しい…」や「結局なんのメリットがあるのかな」といったネガティブなイメージを持ってしまいかねません!
な・の・で!ここでオンラインサロンのビジネスモデルについてパターン分けしながらわかりやすく解説していきますので、しっかり予習やおさらいしてみましょー!
もくじ
ビジネスモデルとは
Wikipediaによると
ビジネスモデル(business model)とは、利益を生み出す製品やサービスに関する事業戦略と収益構造を示す用語である。
と定義付けされているのですが…これではちょっとわかりにくいですよね…。ビジネス用語はWikipediaで調べても曖昧な説明ばかりです(笑)
簡単に「ビジネスモデル」の意味をかみ砕いて説明すると…
- そのビジネスがどんな方法で利益を生み出すか。
- そのビジネスのサービスがどんな価値を提供するか。
この2つと言えます!
それでは、この2つの点についてそれぞれ深堀していきますね^^*
オンラインサロンのビジネスモデル①:サブスクリプションモデル
まずは、オンラインサロンが「どんな方法で利益を生み出すか」という視点で解説してきますね♪
結論からお伝えすると、オンラインサロンはサブスクリプションモデルというビジネスモデル(収益構造)で成り立っています。
サブスクリプションモデルの仕組み
サブスクリプションモデルとは、「会員が毎月会費を主宰者に払う定額制サービス」のことを指します!
サブスクとも略されるこのビジネスモデルは最近流行のサービスです。
身近なところでは、
- U-NEXT
- Amzonプライム
- hulu
- Spotify
といった動画配信サービスや音楽配信サービスがサブスクビジネスに当たりますし、
従来のサービスでいえば、携帯電話の毎月の支払いや固定インターネット回線の月額支払いもサブスクモデルの代表格です!
サービスを提供する側からすれば、「モノを販売する」のではなく「プラットフォームもしくは設備を準備」しユーザーに提供している、というイメージを持っていただければわかりやすいと思います^^*
なので、基本的には「使い放題」というケースが多いですね♪
主宰者がオンラインサロンの参加者を募り、参加者は月額の会費を支払うことでオンラインサロンというクローズドWebコミュニティに参加(所属)できる!というわけですね♪
所属した後の使い方は参加者の自由!
ノウハウを受け取るためのROM専(見るだけ)でも、積極的に主宰者や参加メンバーに絡みに行ってもOK!
「売って終わり、買って終わり」の関係ではなく、繋がることでお互いがWin-Winを目指す仕組みなので、オンラインサロンはサブスクというビジネスモデルがぴったりなんですね(*´▽`*)
サブスクビジネスは、仮に集客がうまくいき多くの方々に入会してもらったとしても、即退会されてしまうようでは意味がありません。
なので、運営者側としては、短いスパンではなく、3か月後、半年後、1年後と中長期的な視点でサロン運営の計画をたてつつ、参加者さんたちの満足度を上げていく工夫をしていかなければいけないんですよー!
サブスクリプションモデルの目的
なぜ最近多くのサービスが「サブスクリプション」という料金体系を採用するのか?というと、それには以下のメリットがあるからです。
- 入会時の金額のハードルが低いため、運営者側からすれば新規ユーザーが獲得しやすく、ユーザー側からすれば参加ハードルが低い。
- ユーザーと継続的なつながりが作れることで、継続的なデータを入手できサービスの質が上げやすい。
サブスクモデルは相場が数万円!というような高いサービスでないため、ユーザーからすれば、参加しやすく、満足できた場合にのみ継続すればよいので、「購入」よりも気軽に、かつ初回価格が安いので「私にはこのブランド服は合わなかった」みたいに買ってみた後に後悔したり損をしたりするリスクがグッと低い!わけです♪
それに、サービスを使い倒す!という方であれば、「使い放題」であるビジネスモデルは大変ありがたいですよね。
一方、運営者側からすれば、手ごろな価格設定なので集客がしやすいですし、ずっと参加メンバーと関わることが出来るので、PDCAが回しやすいという利点もあります!
まさにオンラインサロンはサブスクビジネスにぴったりのビジネスモデルなんですね!
オンラインサロンのビジネスモデル②:3つの価値を提供するコミュニティ
この視点では、オンラインサロンは大きく3つに分類されます!
- 中小企業的な役割
- 有料メルマガ、メディアの役割
- マッチングサービスの役割
オンラインサロンはこの3つの価値を提供するコミュニティです。現在存在するオンラインサロンの役割をこの3つのどれかに分類されるといえますよ♪
それぞれを詳しくみていきましょー!
中小企業の役割
1つ目は「中小企業の役割」です。
これはいわゆるインフルエンサーが主宰者のオンラインサロンによく見られるパターンですね。
現代社会は「働き方の自由化」という言葉がキーワードとして挙げられますが、この時代背景において、
「一つの会社からの収入では将来が不安だな」
「副業や兼業をして、収入を増やしたい」
「自分の力で稼ぎたい」
といった方が増えてきている傾向にあります!
どこか一つの会社に所属していては賄えない収益を確保したり自分の欲求を満たしたりするために、オンラインサロンを利用するという感じですね。
知名度も実績もあるインフルエンサーが、主宰者となってオンラインサロンを開設して、そのサロン内でガンガン活動し、さまざまな仕事を提供しすることでオンラインサロンメンバーがそれを利用し、ビジネスを拡大&展開していきます。
今までは一つの企業や会社の中で消費されていた時間や労力が、現在はオンラインサロンを中心としたネットビジネスに分散されているんですね。
これは参加者にとっても主宰者にとっても大きなメリットです!
参加メンバーからすれば、全くのフリーの個人でなにか仕事を生み出していくのは大変ですが、インフルエンサーが仕事を生み出してくれるので、オンラインサロンに入会することで魅力的なプロジェクトに参加するチャンスがもらえます。
このように当たり前に受注・発注が行われているオンラインサロンは小さな会社のようなものです!
そして、この場合の主宰者は、中小企業の社長に近く、個人で会社を立ち上げずとも主宰できるオンラインサロンが新たな仕事を生み出す!という新しいビジネスモデルとなりつつあります。
とはいえワンマン経営になって舞うと、サロンのメンバー、社員の人数が増え、規模が大きくなると同時進行でさまざまなプロジェクトを管理しなければならず、キャパオーバーになりかねません。ここは主宰者の力量が問われます。
具体的な例でいうと、ホリエモンこと堀江貴文氏のオンラインサロン「堀江貴文イノベーション大学校」の会員数は現在で1,500名ほどいます。それだけ抱えてもなお、新たなプロジェクトを生み出していけるのは彼のマネジメント力の高さ、器の大きさあってのことでしょう。
有料メルマガ・メディアの役割
次に、有料メルマガやメディアとしての役割について解説していきます★
これまでも、課金制の有料情報配信というサービスは存在していましたが、メールマガジンなどの情報発信サービスは発信者が一人で、受信者が大勢、という「一対多」の構図が一般的でした。
それに対し、オンラインサロンの場合は、主宰者も限定の情報を発信するものの、参加者がその情報をもとにコメントしたり、参加者同士が絡んだりしてコミュニケーションがとれて、どんどん活性化&発展していくものですので、
「一方通行ではないコミュニケーションがとれるメルマガの発展形」
「多方向コミュニティ」
という見方もできます。
この場合、オンラインサロンの主宰者は、配信する限定情報にどれだけの価値を与え、サロンメンバー同士が関わり合えるような環境づくりができるか?という力量が問われます。
今の世の中は、無料で多くの情報が手に入れることができる時代ですので、主宰者の発信する情報もリアルタイムで、かつ検索しても普通では探しきれないような質の高い情報を提供することが大事です。
主宰者が新しい挑戦を常にしていき、その経験を参加メンバーに還元していくことこそが参加者の満足度を向上させるポイントになります。
なので、こういった「有料メルマガ・メディア」発信をメインとしたビジネスモデルのオンラインサロンは、限定的・専門的・マニアックな分野が長続きしやすいジャンルと言われています。
マッチングサービスの役割
3つ目としてマッチングサービスの役割について解説していきます!
これは、主宰者と価値観や属性に近しい方々がウェブ上の同じ場に集まるので、自然とこのようなマッチングサービスのような価値が生まれます。
主宰者と参加者という関係以外に、参加者と参加者という関係が生まれるので、マッチングの種類も多種多様です。
他にも、スタンプ製作者さんの商品をご紹介したら、多くの方が購入してくださったりと、新しい人脈やつながりが続々と誕生しています!
オンラインサロンの中では「交流をする」ということ自体に大きな価値があります。
どんな参加メンバーが集まるのか?主宰者はどう運営していくのか?によってこのマッチングサービスとしての役割が充足できるかが決まるので、参加者および主宰者の質も重要な部分なんですね。
会員数が多くなればなるほど、自然と多種多様な人が集まるのでマッチングの確率は増えていくので、会員数が多いほど、そのサロンの価値は高くなる傾向にありますよ!
ただし!
「ここに入会すれば、何か自分を変えることができるかもしれない」
「新しい刺激や成長のきっかけを作ることができるかもしれない」
と思ってオンラインサロンに入会しても、中にはマッチングできる仕組みを設けていないオンラインサロンもあるので、注意しましょうね♪
以上が、オンラインサロンが提供する3つの役割と言えると思います(*´▽`*)
オンラインサロンのビジネスモデルまとめ
今回はオンラインサロンのビジネスモデルと、サブスクリプションの仕組みや目的について話させていただきました。
今後オンラインサロンに入会してみようと思っている方も、開設してみたいと思っている方にも少しでも参考になれば幸いです^^*
ビジネスモデルについてあらかじめ把握しておくことは、オンラインサロンを利用するうえで、大変有益だと思います。
ビジネスモデルを知るということは、そのモノがどんな価値を提供してくれるかを正しく知るということでもあります!
皆さんもぜひ目的を明確にもって取り組んでいただいて、オンラインサロンをさらに楽しんでいただければと思います!